家にかかわる疑問のあれこれを分かりやすくお話します。  
 

家歴書

「家歴書(かれきしょ)」とは住宅1件ごとに設計図、施工記録やリフォーム歴、設備機器など保証書の情報をまとめたものです。食品の原産地などを開示する「トレーサビリティー(追跡可能性)」の住宅版、「家の履歴書」ともいえます。
設計図やリフォーム歴は通常、新築・リフォーム時に書類で施主に渡されますが、長年住んでいる間に紛失するケースが少なくありません。そのため「壊してみないとわからない」「業者に聞いてみないとわからない」といった問題点が出てきます。
どんな構造か。どんな設備・仕様か。性能はどれだけか。
誰が、いつ・どこを・どのように手を加えたか。
そうした情報が邸別に整備されれば、家の状態をいつでも把握でき、適切で効率のいい点検や交換・改修を行えます。
自民党が発表した「200年住宅ビジョン」では、数世代にわたって循環利用できる質の高い住宅をつくり、社会資産として継承していくことが最重要課題とされています。
先導的モデルの例として「既存住宅の流通における家歴書と瑕疵(かし)担保保証のセット導入」があげられています。2007年5月に成立した住宅瑕疵担保責任保険義務化の施行と同時に、「家歴書」も実施される可能性が高くなりました。
マイホーム購入後のリフォームや中古住宅の流通。
そして何より、建物の価値を客観評価するのにとても有効な「家歴書」。
「家歴書」の普及は、消費者にとっては強力な味方になると思います。
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