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みんなの楽しい二世帯住宅

「二世帯住宅」と聞くと、気を使いそう、大変そう、くつろげなさそう、などマイナスイメージを抱く方が多いのではないでしょうか?あるアンケートでも約3分の2の奥さまが二世帯住宅を拒否されていました。
戦前は当たり前だった大家族の住まいですが、戦後、経済の発展と共に都市部に住まいを移し、父祖の地を離れる家庭が増加したことによって、いわゆる「核家族」が大半となりました。
しかし近年、共働きが多い傾向から同居を希望する家庭が増え始めているようです。
マイナスイメージの多い二世帯住宅ですが、デメリットは少し置いておいて、二世帯で暮らすメリットについて考えてみましょう。

二世帯住宅のメリット

<子世代>
・家賃、ローンなどの負担が減る
・食費、光熱費の節約
・子供を見てもらえるので共働きが可能、また夫婦での外出が可能に
・家に誰かがいるので防犯対策として安心
・祖父母と接することで子供の成長や教育に良い環境に
・病気の時に看病してもらえる
・急な雨でも洗濯物を取り込んでもらえる
<親世代>
・住宅ローンの親子リレー返済などが利用可能に(住居タイプによって異なります)
・食費、光熱費の節約
・何かあったときに安心
・孫と接することで刺激になる
・病気の時に看病してもらえる
・家の中がにぎやかに
子世代、親世代とも金銭面や安心感をメリットと考えるようです。
近所づきあいが希薄になった現在、「遠くの親類より近くの他人」よりも、「近くの親類」が一番安心できますね。

気兼ねのない二世帯スタイル

では、どのような二世帯住居スタイルを選べば気兼ねしない生活を送れるでしょうか。

<家族構成>
・マスオさんタイプ
最近では、奥さまの親夫婦と一緒に住む「マスオさんタイプ」が増えているようです。 少なくとも嫁姑問題にご主人が悩まされることがありませんし、奥さまもお母様も言いたいことが言えずストレスになってしまう、ということがあまりありません。また、奥さまのご両親がご主人にあれこれ言うことも少ないようです。
この場合は、ご主人に配慮した間取りを検討しましょう。また、キッチンは共有でも冷蔵庫は別々にしたほうがいいでしょう。親夫婦と生活時間も異なるでしょうから玄関、洗面、浴室も別に設けられるといいですね。しかし、音の問題などから水周りは親夫婦の寝室の上や近くに配置しないように気を付けなければいけません。
<間取り>
・内階段タイプ or 外階段タイプ
1階部分と2階部分を二世帯で分けるタイプです。1階と2階にそれぞれの玄関を設置するか、1階にそれぞれの玄関を設置するかの違いです。生活パターンの異なる家族に気兼ねなく自分たちの生活ができ、何かあればすぐに様子を見られる、というのは安心感がありますね。
また内部に階段を設ける、世帯間にどちらの世帯からでも入れる部屋をつくるなど、共有部分を作ることも増えているようです。リビングやキッチンを共有しない変わりに、お互いの部屋をわざと作るというのは、うまくコミュニケーションを取る方法かもしれませんね。




間取りや家族構成も大切ですが、まずはそれぞれの世帯を思いやること、ストレスをためないことが大切です。一つ屋根の下に暮らしていても二世帯はそれぞれ「別家族」ということを念頭において、同じ価値観で見ないようにしましょう。
家族全員が二世帯住宅に賛同できるかどうかが最も重要です。二世帯住宅をお考えであれば、まずは実験的に親世帯、子世帯と共同生活をしてみてはいかがでしょうか。
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