家にかかわる疑問のあれこれを分かりやすくお話します。  
 

書斎のある暮らし

新しく家を建てる際、間取りプランをあれこれと考えるのは楽しいものです。まずはリビングや水まわりなど生活のメインスペースから考えていくと思いますが、「自分の書斎を設けたい!」とお考えになるご主人は多いのではないでしょうか。
書斎というと重厚なデスクを配した「主人の部屋」というイメージが強いですが、最近では「家族全員がくつろげるスペース」としての書斎兼図書室を設けるご家庭も増えてきているようです。

書斎のプランニング

念願の書斎も、憧れだけで作ってしまうと誰も利用しない、読まない本をしまっておく「納戸」になってしまいかねません。初めにしっかりとプランニングしておくことが大切です。

・用途・目的
「自分の城」としてご主人だけが利用するのか、お子さんも含め家族全員が利用するのか。
本を「保管する」場所なのか、「読む」場所なのか。
趣味・くつろぎの部屋なのか、ワークスペースとしても利用するのか。
など、まずは書斎をどのような空間にしたいか具体的にイメージしましょう。

・間取り・レイアウト
書斎の用途や目的がはっきりすると、おのずと部屋の広さや間取りの輪郭が見えてくると思います。家族全員が利用する図書室のような部屋なら、くつろいで本を読むことのできるスペースが必要でしょうし、ご主人だけがワークスペース兼個人空間として使用するなら、手を伸ばせば必要な本がすぐ取れるようなコンパクトな空間のほうがいいかもしれません。
また、PCやプリンターを置く場合も多いと思いますので、そのためのスペースや配線についてもあらかじめ想定しておきましょう。

・本棚の種類
ある意味では書斎の主役とも言える本棚。
お求めやすい既製品の本棚から見栄えのする壁一面の造り付けの本棚、さらには大学にあるような移動式の書棚まで、理想とご予算との間で葛藤が大きい部分ではないでしょうか。
造り付けの本棚の場合でも大工さんに頼むのか、家具屋さんに頼むのかで大きく金額が変わってきますので(一般的に家具屋さんにお願いするほうが高額になるようです)、一度工務店にご相談されてみてはいかがでしょうか。

書斎を作る際の注意点

くつろいで本を読み、書き物をする場所である書斎ですが、「本を保管する」ことも重要な役割です。保管場所としての環境にも気をつけましょう。

・床の補強
本の一冊一冊の重量はたいしたことがなくても、何百冊、何千冊とあつまると大変な重さになります。また、蔵書は減るより増えていくものです。床の補強はもちろん、蔵書が多い場合は基礎及び根太等の補強をおすすめします。

・空調の整備
湿気は本の大敵です。お気に入りの本にカビが・・・などということのないように、換気扇やエアコンを設置しましょう。

・本のにおい
大量の本が集まると、特に中古の本が多い場合などは独特のにおいが発生します。
空気清浄機やオゾン発生器を設置するなど、においの対策も考えておきましょう。



生活する上で絶対に必要なスペースではないだけに、なかなか敷居が高いように感じられる書斎ですが、例えばあまり使用していない納戸をリフォームして書斎にする、という方法も考えられます。
ゆったりと本を読み、日々の喧騒を忘れることのできる空間・・・。そんな贅沢を自宅で味わうことのできる書斎、検討してみる価値があるのではないでしょうか。

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