家にかかわる疑問のあれこれを分かりやすくお話します。  
 

リビングにソファは必要?

かつての日本家屋では、畳に直接布団を敷き、ちゃぶ台や箱膳で食事をする等、床に直接座る「座式」の生活が営まれていました。時代が変わり、洋風の住宅が主流になった現在では、部屋にベッドやソファといった家具を置く生活が当たり前になっています。
しかし、リビングに立派なソファがあるのに、気が付いたら直に床に座っていた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。また、こうした大きな家具が場所を取るのも事実で、「部屋が狭いかも・・・」と感じることはありませんか?
現在の暮らしにソファが本当に必要なのか、改めて考えてみましょう。

ソファの快適さと落とし穴

ソファのほうが床に座るよりも体への負担が少ないと考えがちですが、確かに床に直接座る場合、座るときにかがむのもそうですが、立ち上がるときに腰に大きな負担がかかります。
しかし、あまり柔らかすぎる・深すぎるソファを選んでしまうと、リラックスしているつもりが姿勢の悪い状態で長時間過ごしてしまい、背中や足などが圧迫されて腰周りの血液の循環が悪くなり、腰痛の引き金となる可能性があります。

ソファを置いてみたものの・・・

ソファにまず求めるのは、ゆったりと座ってテレビを観たり、本を読んだり、時には横になって眠る、といった「リラックスできる場所」ではないかと思います。
しかし、いざソファを置いてみると、どうも部屋が狭くなったり、部屋の雰囲気に合わないといった不満が出てくることがあります。日本の家はさほど広くないということもありますが、何よりも「必要性と用途」を考えてソファを選ぶ、ということが重要です。

ソファの必要性と用途

お店に行ってみると実に様々なソファが並べられていて、どうしても目移りしてしまいます。自分の好きな色や形、デザインで「これだ!」と決めてしまいがちですが、「購入後にどこに置いて、どのように使うか」も同じくらい大事です。リビングにソファを置くのであれば、テーブルも置くことになるでしょう。テレビ等との距離も考えて大きさや高さを選ぶ必要があります。またソファは座るだけに限らず、横になれるよう背もたれの角度を変えられるものもあります。今の部屋にベッドもあるけどソファに横になって眠ることもしばしば・・・という方は、思い切ってソファベッドを選んで部屋のスペースを有効活用する、という選択肢もあるかもしれません。
お店に行く前に、部屋の間取りや実際に使うシーンを具体的に想像してみましょう。




ソファに限らないことですが、家の新築や引越し、結婚や出産など、ライフスタイルの変化に合わせて家具を買い替えるという機会は多いと思います。そんな節目に一度部屋を見渡してみて「どのようにリビングを使うのが一番よいか」を考えてみると、座式の生活が視野に入ってくる場合もあるのではないでしょうか。家族が増えたり人を家に呼ぶことが多いのであれば、自由に座れる、横になれるのは大きなポイントです。クッションや座布団を使ってレイアウトや雰囲気を気軽に変化させることもできます。

新築やリフォームをお考えの方は、家具のレイアウトや配置に頭を悩ませる場面も多いと思いますが、ご自身のライフスタイルに合わせて家具を選ぶように、リビングにソファを置くのか座式の生活にするのか、というところから考えてみてはいかがでしょうか。

イメージ

<< 前の記事 記事一覧 次の記事 >>