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外塀はデザインと機能のバランス

外塀は家の外観に大きな影響を与え、家の印象を決める大きな要素です。また、外からの目線を遮断しプライバシーを確保するという機能もあります。ただあまり隠しすぎると、不審者が侵入したときに隠れやすい空間を作ってしまうため、防犯面で問題があります。
外塀を設置する際はデザイン性と機能性、防犯性のバランスを考えることが大切です。また、メンテナンス性も重要なポイントとなります。

外塀の種類は多種多様です。今回はブロック塀、フェンス、生垣についてそれぞれの特徴をご紹介します。

ブロック塀

1960年代以降、内部を見通すことのできないブロック塀が多く作られました。しかし地震による倒壊や内部が見通せないため敷地内の犯罪に気付きにくいなど防犯上の問題もあることから、最近ではブロックを2、3段程度重ねた上にフェンスを設置する手法をとることが多くなっています。

メリット
・外からの目線を遮断するためプライバシーを確保しやすい。
・メンテナンスは比較的少ない頻度でよい。
デメリット
・外からの見通しが悪くなるため防犯上の問題が生じる。
・地震で倒壊しないよう安全を確保する必要がある。

フェンス

住宅用フェンスの素材やデザインは多種多様で、目的や好みに合わせて選ぶことができます。
素材には、アルミ形材、アルミ鋳物、鉄製、木製などがありますが、耐久性と比較的安価なことからアルミ形材に人気があります。
フェンスを選ぶ際、プライバシー保護が目的であれば高さのある目隠しとなるデザインが、開放感を持たせたいのであれば低めのタイプやメッシュタイプなどが向いています。

メリット
・デザインが格子やメッシュタイプのものは防犯性がよい。
・風通しがよく光を取り入れやすい。
デメリット
・外から見えやすいためプライバシーを守る工夫が必要。
・鉄製や木製のフェンスは錆や色落ちのため定期的にメンテナンスが必要。

生垣

生垣は外からは目隠しや防風の効果があり、内側からは木の種類を選ぶことにより庭の背景として馴染みます。
プライバシーの保護が可能な生垣の高さは、人間が立ったときの視線の高さである1.5〜1.8m程度です。これを超えると外側に対しては圧迫感を与え、内側に対しては見晴らしや日当たりが悪くなります。
樹種は常緑樹が向いています。アベリア、イチイ、イヌマキ、ウバメガシ、サザンカ、シイ、シラカシ、ツツジ、ヒイラギなどがよく使われています。

メリット
・四季により変化する表情を楽しむことができる。
・庭の背景として馴染みやすい。
デメリット
・定期的に剪定などの手入れが必要。
・ある程度のスペースが必要なため狭い場所には向かない。
・初期費用が比較的高い。



低いブロック塀とフェンスを組み合わせたり、メッシュフェンスに生け垣を合わせて植栽したりするなど、プライバシーの確保と防犯性をうまく両立させる方法もありますので、外塀を設置するときはお近くの工務店や専門の業者さんに相談してみましょう。

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