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太陽光発電を設置するにはいつがお得? 前編

ここ数年ですっかり一般的になった感のある「太陽光発電」ですが、太陽光発電とはそもそも、屋根に設置された太陽光電池モジュールに太陽が当たると発電するシステムです。
その電力は自動的に電気へ変換され、家庭で使用することはもちろん、余った電気を売ることもできるという仕組みです。数年前に比べると設置価格もだいぶ下がりました。
今回は、その太陽光発電の現在の「普及率」と「売電価格」「設置価格」の推移から、太陽光発電を設置するうえで効果的な時期について考えてみましょう。

太陽光発電の「普及率」

普及率=太陽光発電システム導入件数/一戸建て件数とした経済産業省中国経済産業局による統計では、太陽光発電の普及率は全国平均で3.6%(2011年)となっており、2009年より急増しています。その背景には、補助金の復活や売電価格の引き上げ、2011年の東日本大震災の影響によるクリーンエネルギーに対する意識の高まりなどがあるようです。
2011年、2012は補助金が追いつかないくらい設置数が増えました。そして、2014年前半は補助金が廃止になることや売電価格が下がること、消費税増税などの駆け込み需要から設置する人はかなりの数になっています。
地域別にみると東北や北陸地方より関東地方、関東地方より西日本や太平洋側の地域と、暖かい地域の方が普及率が高いようです。
原因としては、「日当たりのよい所ほど発電量が増える」といった環境に影響を受けやすい太陽光発電の性質がこのような普及率につながっていると考えられます。
今後の導入量の推移は、行政側が決定する買取価格や買取期間、補助金の金額などのさじ加減で上下することは予測できますが、右肩あがりに増えていくことは間違いないでしょう。

「売電価格」と「設置価格」の関係

・1kw当たりの「売電価格」の推移
平成22年度 48円 → 平成23年度 42円 → 平成24年度 42円 → 平成25年度 38円 → 平成26年度 37円

売電単価は法律で10年間継続されることが保障されており、導入年度が遅くなるにしたがって下がることがあらかじめ決められています。
また、太陽光発電システムの価格も年々下がってきています。今後も海外メーカー等の参入や各社の競争によって、穏やかにですが設置費用は徐々に下がっていくと考えられます。
太陽光発電普及拡大センターによると、国内の住宅用太陽光発電システムの平均価格は2006年〜2009年は1kwあたり60万〜70万円で推移しましたが、14年3月は1kwあたり40万9000円となり過去最安値を記録しています。
平成26年4月の最新相場では1kwあたり35万円を切るところも出ている現状です。太陽光発電システムの単価が下がる度合いにしたがって買取価格も下がります。
今後もシステム価格の下げ止まりがなく、どんどん設置価格が下がるようであれば補助金も売電価格も比例して下がっていくと予想されます。



次回は、太陽光発電の設置に向いていないケースやデメリットをご紹介し、今回の情報もふまえた上で設置するのに適した時期を考えてみたいと思います。

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