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猫と暮らす 〜知っておくべき3つの習性〜

よく耳にする質問のひとつに「犬と猫どっちが好き?」というのがありますが、みなさんはいかがでしょうか。
最近は犬も室内で飼うことが多くなりましたが、猫は昔から基本的に室内で飼うペットなので、その分住まいのトラブルも多く聞きますね。
今回は住まいの観点から、犬派の方も、猫派の方も、どちらも好き派の方も知っておくべき、猫の3つの習性をご紹介します。

爪とぎ

いちばんに思いつく困りがちな猫の習性のひとつ、爪とぎ。
たびたび家の柱や家具で爪とぎをされるとたまったものではありません。

爪とぎをする主な理由の1つは、爪の手入れです。
人間と同じように猫の爪も手入れを行わないと何かと不便。猫の爪は、古くなると「カサブタ」のようになりその下に新しい爪が生えてきます。「バリバリ」と爪を引っ掛けて古い爪を剥がすことによって、表面を常に鋭くしているのです。
2つ目の理由としては、マーキングがあげられます。
マーキングとは、他の猫に自分の縄張りを知らしめる行為のこと。この場合はより高いところに爪の後を残そうとします。「大きくて強い猫がいる」と思わせるためでしょう。
3つ目はストレスの発散。
ストレスによる爪とぎ行為は、何か嫌なことがあったときに無作為にバリバリ・カリカリとやります。止めさせると余計にストレスが溜まりますので、発散させてあげるようにしたほうがいいでしょう。

猫にとって爪とぎはやめる事の出来ない、不可欠な行為。
叱ったりせず、専用の爪研ぎ器を用意して、爪とぎを促してあげるようにしましょう。

オシッコの臭い

猫を飼われているお宅へお邪魔すると、ツーンとした臭いが気になることがあります。
猫は、あまり水分を摂取しません。少ない水分を体内で溜めて溜めて、おしっことして排出します。少ないおしっこの中には、多量の老廃物が含まれているため、猫のおしっこは猛烈に臭くなるのです。また、臭いによって、自分のテリトリーだという事を他の猫に示すためだとも言われています。

猫はとてもキレイ好きなので、排泄物のニオイにも敏感です。自分がしたトイレが汚いままだと他の所でしてしまうこともありますので、こまめにトイレ交換をしてあげることが必要です。
また、猫がかかりやすい泌尿器系の病気も、おしっこのミスの原因となることがあります。
病気によってはトイレに間に合わなかったり、排泄時の痛みが嫌でトイレに行くのを嫌ってお漏らししてしまったりする場合があります。
普段と比べておしっこに赤味があるなら膀胱・腎臓・尿路に、無色透明なら糖尿病や慢性腎炎の疑いがあります。
また、黄色味が強い場合も病気にかかっている可能性があります。
トイレ以外の場所でおしっこをしてしまったら何かトイレで排泄したくない理由がある可能性がありますので、猫の様子やトイレなどの生活環境を確認してみましょう。

運動不足

室内飼いの猫は運動不足になるイメージがありますが、実際のところは運動できる環境を作ってあげれば問題ありません。
猫は元々狭い範囲でしか行動しない動物なので、狭い家だからといってそれほど運動不足を心配することはなく、基本的に大好きな上下運動さえできる環境を作っておけば、家の広さは気にせずとも大丈夫です。



猫は飼われていたとしても、精神に野生の部分を残している動物。
飼い主がちゃんと理解して応えてあげれば、「破壊行動」や「捕食行動」をしなくとも、猫にとっても人間とっても快適な生活をともにすることが可能なのです。

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