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あこがれのロフトスペース 後編

前回はロフトの活用方法をご紹介しましたが、今回はロフトを設置する上でのメリットとデメリットをご紹介します。

ロフト設置のメリット

・収納スペースが増える
第一にあげられるのは、なんといっても収納力の高さではないでしょうか。収納力が足りないからとタンスや棚を増やすとどうしても部屋は狭くなってしまいますが、ロフトはもともと利用できないスペースを活用するため、有効的に収納スペースを増やすことができます。
・居住空間が広がる
現在のロフトは設置場所や使い方の進化によって、単なる物置ではなく住まいの一部としての快適さを備えるようになっています。見た目にも、実際の空間よりも広く見えます。天井裏に隠れた作りのものは別として、吹き抜けと同じような開放感にあふれた印象を与え、自然と部屋が広く感じられるようです。
・子どもの遊び場、子育てにも利用できる
子どもはロフトのような空間が大好きです。まさに家の中の秘密基地。普通の部屋よりも低い天井が、まるで洞穴のようで子どもの遊び心を刺激します。その遊び場を子どものしつけのために上手に利用してはどうでしょうか。
子どものしつけで親の頭を悩ませるのが、片付けです。絵本を読んだら読みっぱなし、おもちゃを出したら出しっぱなしと、動いた先々にものを置いていきます。
そこで、子ども部屋にロフトを設置し、子どもの大切なものを置く秘密基地としてやります。すると、子どもは遊びの中で自然と物を隠すように、ごく自然に物をそこに直して片付けるようになるというわけです。

ロフト設置のデメリット

・夏の暑さ
夏の暑さは、ロフトの一番の大敵といえます。特に屋根に直に接している屋根裏のロフトは、屋根が焼けるとそのまま熱が伝わってくるため、並大抵ではない暑さになります。 また収納場所としてしか想定していない場合でも、換気性を考えないと熱がこもりっぱなしになって蒸し風呂状態になってしまい、置けるものも限られてしまいます。
快適な状態で活用するには、断熱材を入れるなどの対処が必要でしょう。エアコンもロフトには届きにくいため、シーリングファンやサーキュレーターを設置するのもひとつです。
・梯子の上り・下り
はしごを上り下りしないといけないのも、ロフトのデメリットの1つです。若いうちは良いものの、年齢を重ねてくるとはしごを上るのが億劫になってきます。
また、物をしまうのにも両手がふさがると危険なので片手で荷物を持つか、下から誰かに渡してもらわないといけません。
・天井の低さ
部屋の天井の一部が低いと、どうしても圧迫感があり窮屈な印象になります。ロフト自体も天井が低くて頭を打ちやすいのも欠点の1つです。
何をするにしても身動きが取りにくく、物を動かすにも腰をかがめてしなければならないため、負担になります。


夏の暑さや、はしごの上り下りなど考慮しなければいけないことはありますが、それらの問題点を気にしなくてもよい使い方をするなら、とても重宝するスペースになることでしょう。建築法の規定内であれば、ロフト部分は固定資産税の対象になりません。一定の大きさの空間に、豊富な収納力と部屋の広がりという一見矛盾した長所をもたらすことができるのが何よりの魅力でしょう。
あなたなら、どのように使いますか?考え方次第でさらに最適な使い方が見つかるのではないでしょうか。
ぜひ、生活スペースとも個室とも違う、自分独自の空間を作ってみてください。

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