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あえて今やる、夏の大掃除

「大掃除」というと、年末を思い描く方が多いかもしれません。でも、あえて夏の暑い時期に大掃除をすることで、年末に掃除をする負担を半減できるというメリットがあります。
今回は夏に大掃除をするコツをご紹介します。

不用品の仕分け

夏の大掃除の時期は衣替えの直後という方も多いと思いますので、クローゼットに重点を置いて仕分けするとよいでしょう。
「不要」と仕分けたモノは、(1)あげる (2)寄付する (3)売る (4)捨てる(可燃、不燃、資源)など行き先別に分類しておきましょう。
上の4つに分類した不用品については、「いつ、どこに、どうやって」処分するのか計画を立てておきます。「(3)売る」場合は、リサイクルショップに持ち込んだり、フリーマーケットに参加したりして楽しく処分しましょう。

キッチン

冬は水が冷たくつらいキッチンの掃除も、夏なら水も温かいのでやりやすくなります。濡れても問題ない格好で、思いきりきれいにしてしまいましょう。
キッチンの換気扇やレンジフード、コンロ周りといった箇所は、住まいの中でもとりわけ掃除が厄介な場所ですが、こういった場所に付く汚れは、主に調理中に出る油に屋外から入ってくる土ぼこりや煤煙、屋内から出る綿ぼこりやチリなどが混じって酸化、固化したものです。
この汚れを落とすのにも夏が最適です。酸化、固化した油汚れは、温度が上がると汚れの分子が緩みます。その緩みに、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや重曹、洗剤等を使って洗うことで、汚れを効果的に落とすことが可能になります。

リビング

・フローリング
床に水気や油気を含んだ汚れがなければ、「市販のフロア掃除用シート」や雑巾のから拭きで大丈夫です。食べこぼし等、汚れが酷い場合は固く絞った雑巾で水拭きします。フローリングの劣化が気になる場合には水溶性ワックスなどを利用してみましょう。
・じゅうたん、ラグ、カーペット
月に1回ほどお湯拭きをすると寝てしまっていた毛足が起き上がってきます。布は雑巾よりも使い古しのタオルなどの汚れの少ないものを使います。お湯の温度は素手で扱える程度にしたものに、タオルを固く絞って「のの字」を描くように毛足を潰さないように拭いていきます。
・畳、ゴザ
晴れて乾燥した日が畳拭き日和です。夏場は湿気が高いので、天気予報等で湿度の低いカラッと晴れた日に掃除するとよいでしょう。ベタつきなどにはお湯拭きが適しています。お湯は熱めにし、固く絞ったタオルなどを電子レンジに30秒ほどかけてから畳の目に沿って拭き上げていきます。
・ベランダ、三和土
泥汚れには特別な洗剤は使わず、古びたタオルや、着古した綿100%のTシャツ等の木綿のボロ布を用意して水拭きをします。固く絞ってホコリやゴミごと掻き取ります。汚れの度合いによって二度、三度拭きをするとよいでしょう。
・窓、窓枠、サッシ、網戸
汚れの多くない場合に限り、雑巾を少し濡らして拭いていきます。窓ガラスは静電気によるホコリ汚れが付きやすいので、毎日の掃除の度にざっとでも拭いておくと汚れが溜まりづらくなります。
・ビニールクロス壁
タバコのヤニや油煙汚れのない子ども部屋の壁などは、市販の掃除用「超極細繊維布」などでざっとから拭きするだけでもホコリや煤煙などの汚れは拭き取れます。その際には、広い面のみならず、天井や床との境目や、エアコン設置箇所周辺を重点的に拭くとよいでしょう。
・ドア、襖、家具
基本的に表面は使い古したタオルなどでから拭きします。ドアの蝶番側、襖と敷居の隙間、家具の脚周りには、特にホコリが溜まりやすいので、軽く湿らせた雑巾で拭き取ると、ビックリするほど汚れていることがあります。
・押入れ壁
目立った汚れを拭くというよりも、カビ対策などの目的で拭きましょう。一般的に白木(無塗装)の木部に水気は避けたほうが無難ではありますが、ここは「消毒用エタノール」を噴霧したきれい目の使い古したタオル、カビてしまっている壁の場合は、使い捨てられるぼろ布で、木目に沿って拭きましょう。「消毒用エタノール」は揮発性が高く水気が残らず、かつカビを強力に殺菌してくれます。

エアコン

・用意するもの
  • 古タオル
  • 水かぬるま湯
・手順
  1. 掃除前にまずエアコンの電源を抜きます。
  2. タオルをゆすいできつく絞り、エアコン本体に積もっているホコリ、静電気などで張り付いているホコリを軽く拭き取ります。
  3. 前面パネルとエアフィルターをホコリが落ちないようにそっと取り外しましょう。
  4. エアフィルター、前面パネルを浴室等に運び、シャワーでホコリや汚れを落とします。ほとんどの汚れは水だけで落ちますが、落ちにくいところは古歯ブラシなどでやさしくこすり洗いをしましょう。古歯ブラシでこすることで、掃除機で吸い取るよりも細かな汚れまで簡単に落ちます。
  5. 前面パネルも洗えるようであれば、シャワーでホコリを落としよくすすぎましょう。
  6. 洗い終わったエアフィルターは水気を切った後、日陰に干して乾かします。洗った前面パネルも古タオルで拭きながら、同様に乾かします。
  7. 前面パネルが取り外せないタイプの場合は、ぬるま湯で古タオルをゆすぎ、きつく絞ったもので拭き上げます。
  8. 外周を再度古タオルで拭き上げ、乾いたフィルターをセットし前面パネルを取り付けます。
  9. 電源を入れ、「送風」運転して乾かします(20〜30分くらい)。
・リモコンの掃除
リモコンで特に汚れやすいのは、液晶表示部分と、ボタンのある部分です。水気を嫌いますので、なるべく乾いた布で、どうしても汚れの取れにくいボタン部分などは綿棒に消毒用エタノールを少量含ませたもので汚れをすくうように拭き取ると、手早く済み簡単です。

庭とベランダ

寒風が吹く年末に手を真っ赤にして庭掃除やベランダ掃除をするよりも、夏のあいだに塀やフェンスの苔や汚れ取りだけでもやっておくことで、年末の大掃除が楽になります。




寒い時期にはつらい水まわりや、暖かい時期のほうが汚れが落ちやすい箇所を今やっておくといいですね。
年末の忙しい時期の負担を少しでも減らせるよう、今のうちに頑張ってみてはいかがでしょう。

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