家にかかわる疑問のあれこれを分かりやすくお話します。  
 

人もこたつで丸くなる?

気がつけばもうすぐ12月。朝晩の寒さが身に染みるようになってきました。
もうこたつを出されているご家庭も多いのではないでしょうか。

昔から冬に欠かせない暖房器具の代表格、こたつ。
今ではエアコンやストーブのみのご家庭も多いですが、あると何だかホッとする冬の風物詩であることは変わりありません。

そもそも「こたつ」とは

こたつは、熱源をやぐらで囲い、布団をかけて暖をとるための器具です。
昔は、炭や煉炭を使っていたため、火災や一酸化炭素中毒の危険性がありました。
大正13(1924)年に安全に配慮して電気を利用したこたつ用のヒーターが発売されて以降は、安全な暖房器具として現在に至るまで利用されています。

こたつの種類

こたつには、大きく分けて「置ごたつ」と「堀ごたつ」の2つがあります。

*置ごたつ
昔は囲炉裏の火を熱源として、櫓を一体にして使用していました。現在は火皿が電気に変わり、熱源の上に布団をかぶせて天板を置く形で使われています。
家の中でも簡単に持ち運べるため、手軽に移動できる反面、掃除をする際に布団を上げる手間がかかるといった短所もあります。
*掘ごたつ
囲炉裏の上に櫓を置き、布団を掛けたところまでは置ごたつと同じですが、炉面が床よりもさらに下がった位置にあるのが異なる点です。これがこたつの原型とも言われています。
炉面を床40cm程度のところに作り、床上に櫓をのせ、床面に腰掛けて暖を取ります。「腰掛け炬燵」とも呼ばれています。
正座が苦手な人でも床面が椅子のようになるため、腰かける感覚で座れる反面、置ごたつと違い他の部屋に移動させることができないので、設置する場所を十分に検討する必要があります。
また、夏場は座卓として使用するのか、床をふさいでしまいたいのかも考えておかなければなりません。

こたつはいつ出す?

「暖房器具を出すのに良い日」があることを、みなさんご存知でしょうか。
昔から「亥の子の日」に火を入れると火事にならないといわれています。
そのため、この日に囲炉裏を開いたり、こたつやストーブを出し、多産のイノシシにあやかって亥の子に見立てた「亥の子餅」を食べ、無病息災や子孫繁栄を祈願する風習があるそうです。
これを「亥の子祝い」「こたつ開き」などといい、西日本を中心に行われていますが、茶の湯の世界でも亥の子餅をいただきながら「炉開き」をする伝統があります。
今年の亥の子の日は少し過ぎてしまいましたが、確かに冷え込んでこたつが欲しくなる時期ですね。
※亥の子の日とは亥の月(旧暦10月)亥の日をさし、今年(2015年)は11月19日です。

電気代の節約にも

冬に使われる暖房器具としては、こたつ以外に電気カーペット、エアコン、ガス・石油ファンヒーターがありますが、この中で一番電気代を節約できるのがこたつです。
こたつは、家計にも優しい暖房器具と言えますね。



一度入るとなかなか出られない「こたつ」ですが、家族団欒にも、電気代の節約にも大いに役立ちます。
この冬は心も暖まる「こたつライフ」で寒さを乗り越えてみてはいかがでしょうか。

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