家にかかわる疑問のあれこれを分かりやすくお話します。  
 

いろいろできる屋上活用法

最近では、お家に屋上を設けるご家庭が多くなりました。
太陽光発電設備の設置や屋上緑化以外にもいろいろな活用方法があります。
今回は屋上の活用法をご紹介します。

屋上を設ける条件

現在、どのような建物にも屋上を設置することは可能です。屋上は床面積に算入されないため、プラスαの空間として注目され、徐々に屋上スペースを設けるご家庭が増えています。
ただ、増築という形で今ある建物に作り足すことは、屋上を利用する上でかかる負荷に耐えられるよう、新築時に設計されている家ではない限りなかなか難しいと思われます。

屋上を設ける上での注意点

・防水対策は必須
屋上を設ける上で一番の心配点は雨漏りです。屋根は、屋上緑化のように植物を育てたり、太陽光発電パネルのような機械を載せたりすることを前提として設計されていません。
屋上を利用するにあたっては、防水対策や重さに耐える部材の検討・設置が欠かせません。これらを一切やらずに屋上を設置した場合、雨漏りが起こり、重さに耐えかねて家がつぶれてしまう可能性があります。このあたりをきちんと踏まえた上で、施工計画を立てましょう。
また、防水の保証は10年です。10年に一度はメンテナンスが必要になってくることも理解しておきましょう。
・屋上へ上がる手段
まず、屋上へ上がるには、室内からの出入口のある塔屋を設ける方法と、屋外階段を使って上がる方法があります。屋上には、パラペットと呼ばれる低い壁で周囲を囲み、降った雨をプールのように溜める部分を作ります。それに防水工事をして床の仕上げをしますが、仕上げ方も様々ですので、施工会社と保証期間、次回の施工方法等を含めて打ち合わせをしておくことが重要です。また、近年のゲリラ豪雨に対処するには床の勾配は1/50にして、早めに雨水管に流れるようにしておきましょう。

様々な屋上活用術

(1)屋上庭園
屋上に植物を植えて緑化することで、ヒートアイランド現象が緩和されることをご存知でしょうか。屋上の何もしていない部分の表面は最高で約60℃にもなりますが、緑化することで表面温度は約35℃に抑えることができ、夏涼しく冬暖かいので省エネ効果も得られます。
植物はゴーヤ、へちま等の蔓系から西洋アサガオ、フウセンカズラといった庭でも植わっているものまで植えることが可能です。
(2)バーベキュー
屋上でバーベキューができれば、臭いも煙も気にせずに済みます。ただし、給水や排水設備、コンセント、バーベキュー用グリル等が必要となります。プランニング段階から検討しておくことが大切です。
(3)屋上露天風呂
お風呂は水を多く使いますので、防水はもちろん、給水や排水設備も整えておく必要があります。また、周囲から丸見えとなる恐れがあるので、目かくしとなるような植物やフェンス等を設置しておくと安心して入浴できます。



環境や節約の観点以外でも、バーベキューやお風呂など、レジャー用途にも利用できる屋上。
しかし、そのためには屋上をしっかりと防水する必要があります。完成後にどのように使うかを考えながらプランニングしましょう。

イメージ

<< 前の記事 記事一覧 次の記事 >>