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スキップフロアで空間を有効活用

従来、お家の中の空間は、区切りたい場所に壁を設置することで間取りを設けていました。
しかし最近、壁では区切らず、床の高さを変えることで立体的に空間を分けることができる「スキップフロア」という建築方法が人気です。

スキップフロアとは

壁で仕切らず、床の高さを変えることで立体的に空間を分けた間取りのことです。
従来の間仕切り壁ではなく、床の段差で空間を仕切るため、視線が通りやすいのがこの間取りの特徴です。また、間仕切り壁がないことで、家のどこにいても家族の気配がさりげなく伝わり、コミュニケーションが取りやすいことも大きな魅力です。

スキップフロアのメリット

・視線の拡大
間仕切り壁がないため視線が通りやすくなり、日常的に幼い子どもや高齢者・病人等の様子を見ながら、家事や洗濯、料理をするといったことが可能になります。
・換気の良さ
床の高さが変わることで目線が広がるため、実際の床面積より広く感じられます。また、ほぼワンルームと同じなので、空間の開放感が高くなり、風が通りやすい分、換気も良くなります。
・デッドスペースを減らす
各フロアをつなぐ階段が廊下の役割を兼ねているため、廊下や階段といったデットスペースが必要最小限で済み、その分、収納を確保することが可能になります。

スキップフロアのデメリット

・光熱費の増加
間仕切り壁が少ないため、エアコン等の空調設備を多く配置することとなり、光熱費が高くなってしまう懸念があります。光熱費を抑えるためには、気密・断熱性が高い工法を選ぶことが重要です。また、家中の温度を一定にできる「全館空調システム」を導入することで、どのフロアにいても一年中快適に過ごすことができます。
・構造強度の維持
スキップフロアは、「1階、2階」とシンプルに階層が分かれる建て方ではないため、工法によっては構造強度の確保の問題や施工が難しいことがあります。スキップの位置を自由に決めたり、吹き抜けや大きな窓を配したいなら、構造強度を維持しながら大空間がつくれる工法を選部ことが大切です。
・老後の動線
スキップフロアは段差で空間を区切るため、数段の階段が多数設けられています。そのため、年を取るにつれて、この段差がつらくなってしまう可能性があります。スキップフロアを導入する際は、老後のプランニングもしっかりと行う必要があります。



スキップフロアにより、空間の開放感も広がり、家族の気配が身近になるのは団欒の時間が増えることにもつながりそうですね。
これから家を建てる、もしくはリフォームを考える際は、検討してみてはいかがでしょうか。

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