●使い勝手の大事なポイント『キッチンの高さ』を考えてみましょう。
- 【もっとも使いやすい天板の高さの目安】
- 身長÷2+(5〜10)cm だといわれています。
低すぎると腰に負担がかかりますし、かといって高すぎると食材を切るときなどに力が入ってしまいます。
キッチンに立つのが楽しくなるのも億劫になるのも、いかに自分の体にあった高さで使えているかが左右します。
毎日使用する場所なので、ぜひ意識してみてください。実際にキッチンに立つときのスリッパをはいた状態で考えてみましょう。
●掃除のしやすさを考えた素材選び。
- 【カウンタートップ】
- カウンタートップの素材には主にステンレスと人造大理石があります。
以前はステンレスが主流で、水に強く汚れもタワシなどでこすり落とせる丈夫な素材です。
最近では質感が美しくインテリア性に優れる人造大理石が人気を集めています。
汚れが染み込みにくく表面に付着するだけで、拭くだけでキレイになるタイプのものがあります。
- 【シンク】
- シンクの素材はステンレスが一般的です。とくに汚れがたまりやすいのは排水口部分やワークトップとシンクの継ぎ目です。
排水部分といえば、以前のキッチンはシンクと排水口の継ぎ目があり、排水口やゴミかごも深いタイプが多く、汚れやヌメリ、ニオイなどが気になる人も多かったと思います。
しかし今のキッチンは、この部分が浅いタイプが主流で、継ぎ目がない仕様も増えてきました。
- 【コンロ】
- ガスコンロなら、トッププレートがガラスのタイプ。拭き掃除がしやすくて人気です。
IHクッキングヒーターなら、もともと表面に凹凸がなくスッと拭くだけでキレイになるのでさらにラクですね。
- 【レンジフード】
- レンジフードは油で汚れますので、特に掃除がしやすいものにしましょう。
レンジフードは、手が届きやすい高さにあり、シンプルで凹凸が少ない形状の商品を選ぶとよいでしょう。
拭きやすくなるだけで、お掃除がぐっとラクに感じられるはずです。フィルターやオイルトレーなどのパーツは小型化され、取り外しやすくなっています。
パーツ表面に親水性塗装が施されている商品なら、よりお手入れがしやすいでしょう。
その他、壁材で掃除のしやすさの面からのおすすめは、目地が少なく表面がつるつるしている専用パネル。
汚れがついてもスポンジで簡単に落とせます。
生ものを扱うし、水回りなのでキッチンはどうしても汚れやすい場所です。
傷がつきにくく汚れを弾くコーティングがされているのがオススメです。傷が入るとそこが汚れとなりその汚れは落ちにくくなります。
汚れにくいのはもちろんですが、掃除がしやすいのもポイントです。でこぼこが少なく、手が入りにくい隙間がないか確認してみましょう。
ご紹介したのは3点ですが、ポイントをおさえてリフォームすれば、いまお使いのキッチンは確実により使い勝手のよいキッチンに生まれ変わるはずです。
デッドスペースに収納を増やしたり、見える部分の素材を統一する、また、置いてあるインテリアを変えたりすることで、より理想のキッチンに近づけることができるでしょう。
ぜひ、ご家庭独自の理想のキッチンをつくりあげてみてください。