片づけは前日の夜から始まります。
まずは、最低でも6時間、ぐっすりと睡眠をとりましょう。
片づけは、決断の連続です。
必要か、不必要か、しっかりと判断するためには
頭も身体もすっきりとさせてから始めることが大切です。
さぁ、たっぷり睡眠をとったら片づけを開始いたしましょう。
荷物の要・不要を選別するには"自分なりのルール"が必要です。
独自のルールを作るには、選別しやすい物から処分をして
繰り返すことで、そのルールを確立していくことが大切。
部屋の収納場所は、クローゼット、押し入れ、食器棚、洗面台、引き出しなどたくさんあります。
まずは"捨てやすい物から捨てる"ことを実践してみるとよいでしょう。
●今回は、そんなモノを捨てる際のルールを1つご提案いたします。
分類は4つ。それぞれのルールに従って分けていきましょう。
シートや風呂敷、少し大きめの入れ物を4つ用意して
モノの仕分けをしていきましょう。
- 【いるもの】ゾーン
- 「使っている物」だけを並べていきます。
現在使っている物と将来必ず使うことが明確な物の2種類のみにしてください。
とにかく、"使っている物"に徹底的にこだわって選びましょう。
- 【迷っているもの】ゾーン
- 8秒迷ったら「迷っているもの」ゾーンへ。
「いる」か、「いらない」かで迷った時は、8秒経っても判断できないのであれば、すかさず「迷っているもの」に分類しましょう。
この"8秒"と具体的に決めておくことが大切です。それ以上時間をかけて迷っても、ただムダに時間が過ぎてしまいます。
ぜひ、この"8秒"で気持ちを切り替えて他の物の見直しをどんどん進めてください。
- 【移動するもの】ゾーン
- 移動する物はまとめておきましょう。
なぜなら移動しなければいけないものを動かしている間に片付けの時間がなくなってしまうからです。
移動する物は、付箋に移動する場所を書いて貼り、まとまった時間を使って後から移動させましょう。
- 【いらないもの】ゾーン
- 最後にいらない物。ポイントは"思い切って手放すこと!"です。
いらない物は思い切って手放しましょう!
そして、いらない物の行き先は5つ考えられます。
- 1.捨てる
- 2.あげる
- 3.リサイクル
- 4.オークション
- 5.フリーマーケット
の5つです。
これも付箋に行き先を書いて貼っておくと、後で分類する時にスムーズでしょう。
いらない物を思い切って処分する事こそが、本当に大事な物を選ぶ作業でもあります。
しかし、いざ捨てようと思っても迷いはつきもの。
なかなか捨てられないという時は、ぜひ下記のような判断基準を頭に分類作業を進めてください。
- ・空箱や紙袋もいつか使うかもと取っておいても、まず使わないので捨てる。
- ・1年使わなかったら一生使わない。
- ・写真を撮ってから捨てる。
- ・本やCDなども「何度も読みたい」と思えるモノ以外は捨てる。
- ・必要になった時だけ買いに行けばよいので、売っているモノは捨てる。家にストックしておく必要はない。
だいぶ迷いが吹っ切れたのではないでしょうか。
●モノの管理についてモノの管理について
IN・STOCK・OUTのバランスが大切です。
散らかりにくい部屋にするには、収納グッズを買い足すことより
広い部屋に移ることより「いらない物を捨てる」という経験を積むことが大切。
どうしても処分をためらうモノは無理に捨てず
「迷っているもの」ゾーンに入れて数カ月後に再チェックしてみることです。
時間が経つと「どうしてこの前は捨てられなかったんだろう」と
あっさり捨てられることも意外と少なくありません。
何度見ても捨てられないものは、「思い出のもの」として大切にするというのもひとつです。
繰り返すうちに家の中には、本当に必要なものだけ残るようになります。
そして、判断する時間がどんどん短くなります。これは荷物の判断に限ったことではありません。
生活全般において自分に取って必要なもの不要なものの判断が自然と早くできるようになってきます。
そうなればしめたもの。自然と必要なものばかり集まり、より快適な暮らしを自然に送れるようになります。
まず、いらないものを捨てることから始めてみましょう。